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【レポート】ボローニャ国際絵本展2011 [vol.2]

2011.04.09 Saturday

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    遅くなりましたが続きです。
    今回はイラストレーターの作品売り込みについて。

    まず最初に。
    フェアに出展している全ての出版社が、イラストレーターを相手にはしてません。
    むしろイラストレーターを相手にする出版社はそんなに多くないです。
    でもこのフェアが、絵本を出版してもらいたいイラストレーターにとって、重要な場であることは確かです。

    そんなこんなで、まずイラストレーターの作品持ち込みを相手してくれる出版社を探さないといけないのですが。

    とりあえず作品を抱えてるイラストレーターたちが並んでいる所は、作品を見てくれるブースです。



    あと、時間を設けてイラストレーター発掘をしているところもあります。分かりやすい。



    または、出版社の方が空いてる時間に突発的に始まったりもするようで、出会い運もあったりします。
    あとは、タイミングを見計らって、直接交渉とか。

    で、どこの出版社の方も、作品を丁寧に見てくれます。
    こんなに並んでいるのに、1人1人に時間割きすぎだよ。と思うくらい……。
    あまりに行列が進まないので、並び疲れします。

    で、具体的に僕の事例をば。
    僕は同年代の日本人の中でも、飛び抜けて英語がダメな人なので、もう「ハイ! ナイストゥーミーチュー」と言って握手して、作品を見せるだけです。
    それがかえって良かった部分もあります。絵に集中してもらえてましたし。
    でもまあ、それは黙ってればいいだけなので……やっぱり英語はできるほどいいです。

    で、最初の一件目。
    フランスの小さな出版社に並びました。


    がちがちに緊張しています(笑)

    この出版社、何となく並べてる作品(絵本)のテイストが、いい感じだったので並びました。
    作品を見ている出版社のおじいさんは、優しい感じでしたが、気に入らない作品はバッサリ切る方のようで、僕の前に並んでいた白人女性は、わりとあっさり退場。
    不安を覚えましたが、でも僕の絵本を見て、目が食いついてきたのが分かった。
    近くに居た別のスタッフにも作品を見せたり「どうやって描いてるんだ」とか聞かれたり、ちょっとした盛り上がりを見せたので、しめた、って感じで。
    「明後日の12時に、もう一回来てくれるか」と。もちろん了解しました。


    僕の後ろにいる若い男性は、かなり興奮してました

    結果的には、「多くのプロジェクトを抱えることになったから、今回はすまない。でも君の作品にはシンパシーを感じるから、また新作できたらメールしてくれ」って感じで、「メルシー」と握手してお別れ。
    (ちなみに会話が結構成立しているように読めますが、実際は何言ってるか微塵も分からなかったので、会場内を走り回って、現地で知りあった日本の方を探して、通訳をお願いしました……)

    二件目は、ドイツの出版社。
    並べてる出版物(=絵本)はピンとこなかったんですが、あの「はらぺこあおむし」を扱ってるようなので。
    でも「Special Beautiful だけど、うちのテイストじゃないわ」と秒殺。
    そうだよな……クセの強い作風だもんね。
    そそくさと、退場。
    やっぱり、こっちが疑問を持った出版社はダメだなぁ、と。

    三件目も、ドイツの出版社。
    長い間並んでようやく自分の番、と思ったら「ごめんね、これからミーティングがあるの」と。
    ええ〜っ!?
    僕の後ろに並んでいたイラストレーターたちも、蜘蛛の子を散らすように退散。
    そんなこともあるようです。。。

    四件目は、オーストリアの出版社。
    並べている絵本もいい感じ(←この直感が大事)だし、作品を閲覧する方も、後ろ髪を三つ編みにしているおじいさんで個性的だしで、いけそうな感じがして並ぶ。


    真ん中のおじいさん

    だまって作品を見てもらう(しか出来ない)。
    観終わると、ふぅーと一息ついて、しばしの沈黙。
    「tired?」と聞くと「...Fantastic」との一言。もう一度絵本を手に取って見てくれた。
    これはいい感触。
    メールアドレスと名前をもらい「low resolution(低解像度)の PDF をメールしてくれ」と言ってもらえた。
    もちろんメールしました。

    こんな感じです。

    スイスの出版社にもいい感じの所があって、作品を見てくれる人もおじいさん(←おじいさん受けが良いような気がしてきたw)だし、ぜひ見てもらいたかったのだけど、イラストレーターが並んでる時間とタイミングが合わず……。
    「Please, Look, My Illustration」と直談判したけど「時間がないから」と断られた。


    ハイジのおじいさんみたいで、スイスっぽいなぁと

    いま思うと「1minute!」と食いつくとか、先に作品を出しておいてチラ見せするとかすれば良かったなと反省。
    売り込みにも、テクニックが必要だなと思う次第です。

    あとは台湾のブースで「イラストレーターは名刺を置いてってくれ」と、ケースが置いてたので、名刺と絵本を置いてった。
    そういう感じの所が他にもあったようです。これは気楽。

    何名かの日本人の方とお話しました。
    苦戦している方もいれば、出版のお話を持ちかけられた方もいたようです。
    僕に関しては、たぶん今回はモノにならないだろうけど、僕の作品が、ヨーロッパ圏の人にすごく好意的に受け入れられることを実感して、手応えを感じました。
    悔いも課題も残りますが、得たものも多い。
    継続して頑張ろう。

    あと英語が多少できる方なら、事前に出版社にメールで売り込めば、アポとってもらうというワザもありかと。
    自分に合った出版社を探すのは大変ですが、並ばなくていいし、確実。
    殴り込み(?)は体力・気力を使うので、ぜひ次回はそうしたい所ですが……英語を学ぼう。
    コメント
    man さん
    絵本見てもらうだけなら言葉はいらんけどさ、具体的な商談の話しができんさ……orz
    いつか海外出版してもらう!…ためにがんばろ。
    自分だったら間違いなく酒呑んでいくけど
    まーくんは呑めないもんな。w
    言葉が通じないっていい! 英語は必要ないだろ。
    絵本なんだのに。
    普通に海外から出版されるのに一票。
    たのしむのら!
    • by man
    • 2011/04/11 3:17 PM
    世間の片隅 さん
    たまには真面目な顔もします(笑)
    応援、夜露詩句!
    仕事してるんだ・・・(笑)
    真剣そうな顔してるじゃん!でも、緊張の面持ちなのね。これは(笑)
    嫁さん&チビ共々家族で応援しております!
    • by 世間の片隅
    • 2011/04/11 9:07 AM
    ケイイチロウ さん
    営業下手だけど、がんばらんとね〜。
    ありがとお!
    売り込んでるね〜 ファンタスティック!

    かならず結果でると思うよ!!
    • by ケイイチロウ
    • 2011/04/10 1:10 PM
    コウシロウ さん
    ありがとう〜。緊張感伝わってきた?笑
    いやホント、緊張で思うように動けなかったよ。
    次回はもっと、ガツガツ攻めたい。
    なんか読んでるこっちまで緊張してきたーーー
    すごい!すごいぞまー君。
    応援してるぜ。
    • by コウシロウ
    • 2011/04/10 9:52 AM
    波 さん
    ぐわんばりまーす!
     フレ〜フレ〜♪
    • by 波
    • 2011/04/09 8:33 PM
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