「おねんねさんぽ」展@soranoe 無事終了
2017.12.25 Monday
「おねんねさんぽ」展、無事終了いたしました。
展覧会のたびに思うのは、多くの人に応援していただいて、支えられているなと。
何か気の利いたお礼の言葉を申し上げたいのですが、あまり言葉が巧みではないもので……。
ただただ、みなさまに感謝です。
言葉が巧みでないので、絵で伝えたいと思って日々描いているのですが、ご来場いただいた方たちから、なぜ文字がないのかとご質問いただいたので、このことは少し記しておこうかと思います。
私は、現代社会には「考える余地を与えないもの」が多く存在していると感じています。
例えばキャラクターのオモチャは、どこまでもそのキャラクターです。
コマーシャルや、バラエティ番組なども、考える余地を与えないものだと感じています。
でも、例えば四角い木の積木なら、想像力で何にでも変身します。
私はそういう感じが好きです。
細かく説明することで相手を安心させるより、多少モヤモヤと曖昧でも、余韻のある方が自由でいいと思っています。
絵本も読んで絵を見てはいおしまい。というものではなく、これは何だろう? と絵を読み解きながら自分の物語を紡いでいく絵本にしたい。
絵本を手にする人の想像力に働きかける絵本を作ろうと思っています。
いろんな解釈、いろんな言葉で「おねんねさんぽ」を見た人の数だけ、物語が紡がれたら素敵だなと思います。
と、語っちゃいましたが、そんな堅苦しいこと抜きにして、自由に絵本を楽しんでもらえればそれでいいと思っています。
だから普段、あまり積極的に語らないのですが
ありがたいことに、私の絵本作品に共感していただいた方から、いくつかお声がけいただいています。
「おねんねさんぽ」のおさんぽは、もうしばらく続くようです。
また近いうちにご報告いたします。
重ねて、展覧会にご来場いただいた方々、ありがとうございました。